光触媒シリカゲル
第9項(『酸化チタンとアパタイトのハイブリッド型 』)と同じような「吸着+分解」の例として、光触媒シリカゲルとい うものがあります。ここで吸着力を持つのはシリカゲルという物質で、 二酸化ケイ素が元になっています。ビーズ状の乾燥剤としてもよく知ら れています。
有害物質を吸着する物質は、活性炭やゼオライトなど、ほかにもある のですが、シリカゲルは多孔質なので表面積が大きく(1gあたり約300 平方メートル)、そこに酸化チタンを担持させやすいことと、紫外線の 透過率が高いのでその酸化チタンの光触媒効果が失われないことが大き な特長となっています。
酸化チタンは表面にはないので、光触媒シリカゲルはプラスチックや 繊維と直接触れても大丈夫です。有害物質だけが光触媒シリカゲルの内 部へと吸着され、分解されます。個々の粒子は、数十マイクロメートル 程度から数ミリメートル程度のものまであります。
光触媒シリカゲルは「HQCシリーズ」として実用化されています。
「吸着+分解」のさらにほかの例としては、大林組が2005年6月 に発表した、備長炭の表面を光触媒酸化チタンでコーティングした商品 「ひかりの炭」があります。まずは造花や花器に応用しますが、今後、 内装天井材や壁材にも応用していくとのことです。
酸化チタンとアパタイトのハイブリッド型マスクメロン型光触媒
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光触媒の勉強資料 目次一覧
- 触媒と光触媒
- 代表的な光触媒物質は酸化チタン
- 酸化チタンの原点の本多・藤嶋効果
- まず光によって電子が伝導帯に移行
- 電子や正孔からの活性酸素の生成
- 金属担持による光触媒性能向上
- 酸化チタンの基本形態
- 酸化チタンのコーティング
- 酸化チタンとアパタイトのハイブリッド型
- 光触媒シリカゲル
- マスクメロン型光触媒
- 昭和電工のブルッカイト型酸化チタン膜
- 光触媒の脱臭への応用
- 光触媒によるシックハウス症候群対策
- 光触媒の排ガス浄化への応用
- 光触媒によるダイオキシン処理
- 光触媒による水の浄化
- 光触媒の流出原油処理への応用
- 光触媒による土壌の浄化
- 光触媒の殺菌殺カビ効果
- 光触媒殺菌効果の手術室への応用
- 光触媒でエチレンガスを分解し鮮度保持
- 光触媒によるセルフクリーニング機能
- 光触媒の持つ超親水効果
- 光触媒の道路への応用例
- 可視光応答型光触媒への挑戦
- 光触媒を応用した人工光合成
- 光触媒と太陽光発電
- 光触媒の歯の漂白への応用
- 光触媒とプラズマ技術
- 発光ダイオードを光源とした光触媒
- 酸化チタン薄膜のスパッタリング
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