光触媒の持つ超親水効果:光触媒の勉強資料

光触媒の持つ超親水効果

光触媒には活性酸素による有害物質の分解作用のほか、実はもう一つ の大きな効果があります。それが超親水効果といわれるもので、材質の 表面で水が水滴状にならずに一様に薄く広がるというもので、TOTO などが中心となって開発・実用化を進めています。

光触媒の持つ超親水効果

キーは水との接触角を減らすことにあります。水との接触角は、いわ ゆる水をはじく物質ほど大きく、ガラスでは樹脂などに比べると低いの ですが、それでも20~30度程度あります。これは物質表面にある疎水性 分子の働きによるものです。

ところがこの疎水性分子は、光触媒効果により分解されます。それに より接触角がほとんどゼロになり、水はほとんどはじかれずに一様に広 がるわけです。これが超親水効果と呼ばれるものです。

面白いことに、ひとたび疎水性分子がほとんどなくなれば、たとえそ の後光が入らなくなっても、超親水効果は持続します。もちろん光(紫 外線)がずっと途絶えたままだとその効果は徐々に薄れていきますが、 再び紫外線を当てれば超親水性は回復します。

これにより、ガラスや鏡の曇りを防止する効果、ガラスや外装面のセ ルフクリーニング効果、水膜気化熱によるヒートアイランド抑制効果な ど、さまざまな有用な効果が得られます。

光触媒によるセルフクリーニング機能光触媒の道路への応用例




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