光触媒の道路への応用例:光触媒の勉強資料

光触媒の道路への応用例

第15項(『光触媒の排ガス浄化への応用』)で説明したように、光触媒は排ガスを浄化する機能を持っていま す。ただし自動車の内部は、排ガスの濃度が高く、光も取り組みにくい ので、それほど適した応用とは考えられていません。むしろパラジウム に代表される触媒機能金属を、マフラー内部やハニカム(ハチの巣状の フィルタ)内に露出させることが普通です。光触媒の場合、外に放出さ れてからの排ガス浄化に力を発揮します。つまり道路での使用です。

三菱マテリアルは、表面に酸化チタンを塗布した排ガス浄化機能つき コンクリートブロック舗装材「ノクサー」の欧州での生産・販売を始め ました。大有コンクリート工業や日本プレストンも同様のコンクリート 舗装材を開発しています。太平洋セメントは、同じような目的で光触媒 セメントを実用化しています。

一方で高速道路の側面にある吸音板にも、酸化チタンを塗布したもの が使われています。図15で説明したように、二酸化窒素の段階で放出す ることがないように、多孔質による吸着力を利用しています。

また、トンネル内には当然ながら照明ライトがあります。その表面を 排ガスなどによる汚れから守るため、光触媒効果が利用されています。 この場合、光自体はすぐ近くで発生しているのですから、きわめて効率 が良いわけです。危険な清掃業務が不要になるので、日本道路公団では 今後建設される高速道路トンネルのライトは、すべてこのタイプにして いくと決定しています。

光触媒の道路への応用例 光触媒の持つ超親水効果可視光応答型光触媒への挑戦




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