発光ダイオードを光源とした光触媒
上図の上部に、発光ダイオードの基本原理を示しました。ダイオードの 順方向(図のようにP型半導体側が正)に電圧をかけると、正の電荷を 持つ正孔(図ではピンク)と負の電荷を持つ電子(図では薄い青)とが 矢印の方向に流れます。それらの一部同士は衝突します。すると伝導帯 にあった電子はエネルギー順位の低い価電子帯に移ってさらに消滅する ため、エネルギーが発生します。それが光に変わるわけです。
いわば、第4項(『まず光によって電子が伝導帯に移行』)とは逆の変化が起こるわけですが、そこで述べたように、
光のエネルギー=プランク定数×光速度÷波長
ですから、エネルギー・ギャップによって波長は決定されます。
20年くらい前までは、500nm程度(緑色)以下の波長を作るだけの高い エネルギー・ギャップの物質がなかなか実用化できなかったのですが、 近年は青色からさらに紫外線領域へと広がってきています。
発光ダイオードは発熱を伴わないので、非常に高い効率で電気を光に 変えられます。また寿命も大変長いので、最も単純な光触媒作用の元と なる紫外線の生成源として大きな期待が寄せられています。
光触媒とプラズマ技術酸化チタン薄膜のスパッタリング
スポンサードリンク
光触媒の勉強資料 目次一覧
- 触媒と光触媒
- 代表的な光触媒物質は酸化チタン
- 酸化チタンの原点の本多・藤嶋効果
- まず光によって電子が伝導帯に移行
- 電子や正孔からの活性酸素の生成
- 金属担持による光触媒性能向上
- 酸化チタンの基本形態
- 酸化チタンのコーティング
- 酸化チタンとアパタイトのハイブリッド型
- 光触媒シリカゲル
- マスクメロン型光触媒
- 昭和電工のブルッカイト型酸化チタン膜
- 光触媒の脱臭への応用
- 光触媒によるシックハウス症候群対策
- 光触媒の排ガス浄化への応用
- 光触媒によるダイオキシン処理
- 光触媒による水の浄化
- 光触媒の流出原油処理への応用
- 光触媒による土壌の浄化
- 光触媒の殺菌殺カビ効果
- 光触媒殺菌効果の手術室への応用
- 光触媒でエチレンガスを分解し鮮度保持
- 光触媒によるセルフクリーニング機能
- 光触媒の持つ超親水効果
- 光触媒の道路への応用例
- 可視光応答型光触媒への挑戦
- 光触媒を応用した人工光合成
- 光触媒と太陽光発電
- 光触媒の歯の漂白への応用
- 光触媒とプラズマ技術
- 発光ダイオードを光源とした光触媒
- 酸化チタン薄膜のスパッタリング
Copyright (C) 2007 セーフティ・エージェント All Rights Reserved.
※当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます。
※当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます。